ドクターメッセージ 不妊症治療について 人工授精について
人工授精とは男性に精液を提供してもらい、パートナーの子宮内に注入することをいいます。人工授精は子宮への精子侵入に何らかの障害がある場合に必要となる治療です。
かつては精液をそのまま子宮に注入するといった簡単なやり方をしていました。この方法では妊娠率は低く、細菌なども一緒に子宮に注入してしまいます。また精液の中に受精を阻害するような物質があることもわかってきています。現在では感染防止を目的に洗浄調整精子を用いた方法が行われています。当院の人工授精にも洗浄法を使用しています。
子宮の中へ調整した精子を入れてあげると、卵管を上昇し、卵管膨大部で排卵された卵に出会い受精します。
どのような方が対象になるのでしょう?
  • 男性因子
    (精子が少なかったり、運動率が悪いと診断された方)
  • 頸管粘液分泌不全
    (子宮の入り口の粘液分泌が低下し、精子の子宮への侵入がうまくいかない場合)
  • 頸管粘液・精子適合不全
    (フーナーテスト(性交後試験)で、精子の子宮への侵入が確認できない、あるいは少ない方)
  • 免疫性不妊症
    (抗精子抗体陽性の方)
  • 性交障害
    (膣の中で射精ができない場合、長期出張で 排卵日に性交ができない場合)
方法は?
排卵頃に超音波検査にて排卵の時期を推定し、人工授精の日時を決めます。

排卵誘発剤による卵胞発育促進を併用した方が、妊娠率は高くなりますが主治医と相談されて行って下さい。
人工授精当日は9:00にご主人の精液をこちらに持ってきてください。
精液の中の不純物を取り除き、良好な運動精子だけを集めて人工授精を行います。
日常生活、仕事に支障はありません。

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